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不動産会社でおこなうワンルーム投資とは?メリットや注意点などを徹底解説!
不動産会社で行うワンルーム投資とは?メリットや注意点などを徹底解説!
不動産投資に多額のコストをかけたくない方には、ワンルーム投資がおすすめです。ワンルーム投資は管理の手間がかからないなどのメリットがありますが、注意点もあります。本記事でそれぞれ詳しく解説するので、細かくチェックしていきましょう。
そもそもワンルーム投資とは?
ワンルーム投資とは、その名のとおりワンルームマンションを運用する不動産投資です。バブル期に投資対象であったワンルームと言えば、部屋が狭く壁が薄い劣悪な環境の物件が一般的でした。しかし現在はトレンドが大きく変わり、ファミリータイプの物件と変わらないワンルームが登場しています。
ワンルーム投資のメリットはさまざまですが、最大の魅力は投資額を抑えて物件を購入できる点です。また、空室リスクが低い好立地の物件も購入しやすいでしょう。ただし、一般的な不動産投資のリスクは同様に存在しますので注意しましょう。
普通の不動産投資との違い
普通の不動産投資と比べたとき、最大の違いは物件の価格です。ワンルームの場合は2,000万円程度で購入できますが、一棟マンションの場合は1億円単位の投資が必要な場合があります。ファミリータイプの物件もワンルームより価格が高くなりがちですので、リスクが高くなることに気を付けなければなりません。
不動産会社でワンルーム投資を行うメリット
不動産会社でワンルームマンション投資を行うメリットは、以下の3つです。
<不動産会社でワンルーム投資を行うメリット>
- ・少ない資本金でも始めることができる
- ・立地のよい物件が多い
- ・管理の手間が非常に少ない
ワンルーム投資ならではのメリットを詳しく解説します。
少ない資本金でも始めることができる
ワンルームマンションの価格は、都心なら新築で2,000〜3,000万円、中古なら1,000〜2,000万円程度です。このように、少ない資本金でも投資を始めやすい点がワンルーム投資の魅力です。
不動産投資ローンを利用する場合では、借入額が少なければ審査に通過する確率が上がります。月々の返済にかかる費用も抑えられ、住宅ローンや自動車ローンなどの二重ローンにも対応しやすくなります。練習感覚で不動産投資を始めてみたい方には、リスクの少ないワンルーム投資がおすすめです。
立地のよい物件が多い
ワンルームマンションには好立地の物件が目立ちます。東京都心を例に考えてみましょう。23区内の港区や中央区、渋谷区といった一等地に、一般の投資家が購入できる金額の一棟マンションや戸建て住宅はほとんどありません。特に駅前は商業施設が大半ですので、住宅を見つけることすら困難でしょう。
しかしワンルームマンションなら、手が届く範囲内の予算で一等地の住宅を購入できるチャンスがあります。ファミリータイプの部屋なら1億円を超えるランクの高層マンションだとしても、平米数の少ないワンルームなら予算内で購入できる可能性があります。好立地の物件を見つけたい方にも、ワンルーム投資が向いています。
管理の手間が非常に少ない
一切管理せずに済むわけではありませんが、その他の不動産投資と比べると、ワンルーム投資は管理の手間がかかりにくいです。管理する範囲が物理的に少ないうえ、マンションなら管理人が常駐している場合が多く、さらに普段の管理は管理会社に委託できます。
例えば一棟マンションを運用する場合、入居者全員への対応が求められ、共用部の清掃なども必要です。ワンルーム投資ならそのような手間がかからないため、サラリーマンなど本業をこなしながら不動産投資を始める方でも、本業に影響を及ばせずに運用できます。
不動産会社でワンルーム投資を行う注意点
不動産会社でワンルーム投資を行う注意点として、以下の2点を見ていきましょう。
<不動産会社でワンルーム投資を行う注意点>
- ・空室リスクが高い
- ・建物が倒壊したら資産価値がゼロになるかも
なぜ上記のようなデメリットが生じるのか、わかりやすく解説します。
空室リスクが高い
ワンルーム投資のメリットは物件への需要が高い点ですが、意外なことに空室リスクも高い点がデメリットとして存在します。このようなパラドックスが発生する原因は、入居者の流動性の高さです。ワンルームという特性上、入居者が頻繁に入れ替わるため、入居者が決まった後でもすぐ空室に戻る確率が高くなります。
ファミリータイプの物件の場合、夫婦それぞれが働きやすい場所で賃貸物件を選んだり、子どもが学校に通いやすい場所にある賃貸物件を選んだりします。そのため定着する確率が高く、安定した収入を見込めるのですが、ワンルーム投資の場合は収支が不安定になる可能性も考慮しながら物件選びを行う必要があります。
空室が発生している間は、不動産投資で利益を得られません。割安な物件に飛びついてしまうと、退去後に次の入居者がなかなか決まらず損失を重ねてしまうリスクがあります。また、1室しか保有できないことも、空室リスク・家賃滞納リスクが高くなりがちな理由の一つです。費用の安さだけに注目せず、一等地や駅近など、退去されてもすぐに新しい入居者を見つけられる物件を購入しましょう。
建物が倒壊したら資産価値がゼロになるかも
めったに起こることではありませんが、万が一にも建物が倒壊すると、ワンルームマンションの資産価値がゼロになる可能性もあります。室内のダメージが大きければ大規模なリフォームが必要になり、保険が利かなければ高額な修繕費が必要です。また、通常の不動産投資とは異なり、土地を取得できないことも資産価値を失いやすい理由の一つといえます。
南海トラフ地震や首都直下型地震の発生が予想されている以上、東京都内にもこのようなリスクがあることは把握したうえで不動産投資を行うべきです。地域によっては台風による水害が頻発しますので、災害リスクの低い物件を選ぶことも重要なポイントです。
不動産会社でワンルーム投資を行う流れ
ワンルーム投資を行う流れは以下のとおりです。
<ワンルーム投資を行う流れ>
- 1.物件の情報を収集して問い合わせる
- 2.物件を現地で調査する
- 3.収支計画を作成する
- 4.資金計画を立て、必要な金額を調達する
- 5.買付証明書を提出する
- 6.契約を結んで運用を始める
物件の情報収集や調査では投資会社が、契約後の運用では管理会社が右腕となってサポートしてくれます。まずは投資先のエリアを絞って物件の情報を収集し、信頼できる投資会社のもとで助言を受けながら物件選びを進めましょう。
まとめ
ワンルーム投資とは、ワンルームマンションの1室を購入して貸し出し、家賃収入を得る不動産投資です。少ない資本金でも好立地の物件を選べることや、管理の手間がかかりにくいことがワンルーム投資ならではのメリットです。
ただし、入居者が長く定着する可能性はファミリータイプの物件等と比べて低く、空室リスクがある点に注意しましょう。投資会社のサポートを受ければ、リスクが少なく、収益を上げやすいワンルームマンションを見つけやすくなります。